もう1月も後半ではありますが、明けましておめでとうございます。本年もおすすめの本をたくさん販売していきたいと思いますので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。
昨日は大和郡山でも雪がちらついておりました。寒い日は暖かい部屋でゆっくり読書が最高ですね。では、今年最初のちょっと気になる入荷案内を。
毎年とほんで展示してくださっているrepairの日下明さん。宮澤賢治の本の挿絵を描いていると聞いていたので楽しみにしていた1冊です。
日下明さんの絵は海外でも人気があるように、無国籍なテイストです。日本という世界観を超えて、独自世界を生み出している宮沢賢治さんの挿絵にぴったりです。宮澤賢治の童話世界に新たな気持ちでふれることができる1冊です。
とほんオープン時からポストカードなど販売している九ポ堂さん。ちょっと不思議な架空の世界が楽しく大人気。
本書はそうした楽しいイラストと書体によって描かれる48のお店と57のおはなしを収録しています。とほんでは今年5月にガラスペンフェアを予定していますので、このタイミングの発売はほんと嬉しいです。
岡野大嗣さんの最新歌集。さっそく重版がかかって2刷からは黄色になりました。
「忘れものがあなたを思い出すときにあなたは忘れものを思い出す 」
岡野さんの短歌を読むとなんだかやさしい気持ちになります。
夏葉社さんの本の装丁はいつも美しくてハッとさせられます。どうしてこんなに美しいのだろうとじっくり見ますが、いつもよくわかりません。
近代文学好きの方にはたまらないエッセイ集ですが、この佇まい、多くの人に手に取ってほしいと思います。
ティーンエイジャー向けに書かれた小説のジャンルをヤングアダルトと呼ぶのですが、本書は岩波書店によるヤングアダルト向けレーベル「STANP BOOKS」の第一弾として2015年に刊行されたものです。
新レーベルの最初の本というのは、当然ながらハイレベルな本を用意するので、きっと面白いだろうと読んでみたら、単に面白いどころではなく、年間トップクラスの面白さでした。
恋愛小説として、青春小説として、謎解きミステリー、ロードムービー的な要素もあってグイグイ読ませます。そして、余韻がすごいです。
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